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カテゴライズは適当です。
本日、国際福祉機器展の「福祉機器 選び方・使い方セミナー」に行ってきました。
毎年このセミナーは感動すら覚えるほど良い内容です。
ということで、今回行ってきた回のテーマは、「ベッド」。
走り書きでメモを取った内容から、思い出して書いてみます。
●ベッドは寝具である
ベッドというのは、睡眠を取る場所。
1日平均8時間寝て、後はベッドにいるべきではない。
ベッドを「生活の場」「日常生活活動を行う場」と考えは間違いであり、「起きて生活する」ために寝る時間を取る道具であるのが大原則。
●介助者に過度の負担を強いるベッド生活は間違い
寝返り、起きあがり、坐位姿勢からの立ち上がり・・・なんでもかんでも介助してしまうのは、間違った現状。
それよりも、対象者が「自分でできること」を引き出してできる環境に整えること、そして介助の負担を最小限にするのが、ベッドを含む福祉用具の正しい使い方である。
●ベッドの機能
駆動部:背上げ、膝上げ、昇降
●要介護度とケアプランは違います
要介護度でベッドを選択するというのは大きな間違い
個々の症例によって、どのようなベッドが適切かは違う。
よって、要介護度が低いからこのベッドはダメ、とか言うのは間違い。
対象者個人個人の「ケアプラン」で適切なベッドを選択するのが正しい。
例)円背で側臥位が取れないケースの場合
→背上げ、膝上げ機能があるベッドを選択し、背臥位で寝ることが可能になった
●人は自分の可能性に気付くとどんどん変われるものなのです
自分の残存機能を生かし、過度な介助なしで自分の能力を生かして姿勢変換できるようになるのは嬉しいのです
●「坐位」と「臥位」の違い
ベッドを背上げして上半身を起こした状態。それは「坐位」ですか?「臥位」ですか?
ひとつの納得いく回答例を教えていただきました
坐位:坐骨結節に上半身の体重がかかっている状態
臥位:仙骨に上半身の体重がかかっている状態
→「ただベッドを背上げしただけ」では坐位とはいえない(仙骨に重心がすべってしまう為)
じゃあベッドで坐位をとるには?
⇒膝上げをして、すべりを防ぐと、ベッド上でも「坐位」を作ることが可能になる
●「寝る位置」のの決め方
背上げ、膝上げ機能がついているベッドだと、寝る位置が5㎝ずれると正しい姿勢がとれなくなる
「股関節をここに合わせて」「大転子を~」「おしりを~」
これじゃ全然わかりません(前者ふたつは専門家にしかわからないし、後者は「おしり」自体曖昧すぎる。
そこで一番分かり易いのは
「ヘッドボード(頭の上のボード)から頭を何㎝のところに決める」方法。
その数値を決める方法も習いました。
試しに、対象者さんにヘッドボードに頭をつけて寝てもらう。
そして、背上げ、膝上げをすると、重力により身体の位置は下がり、正しい位置がわかる。
今日はここまでにしておきます。
絵があるほうが説明しやすい内容も出てくるし、疲労ピークのため。
おやすみなさい。
本日、国際福祉機器展の「福祉機器 選び方・使い方セミナー」に行ってきました。
毎年このセミナーは感動すら覚えるほど良い内容です。
ということで、今回行ってきた回のテーマは、「ベッド」。
走り書きでメモを取った内容から、思い出して書いてみます。
●ベッドは寝具である
ベッドというのは、睡眠を取る場所。
1日平均8時間寝て、後はベッドにいるべきではない。
ベッドを「生活の場」「日常生活活動を行う場」と考えは間違いであり、「起きて生活する」ために寝る時間を取る道具であるのが大原則。
●介助者に過度の負担を強いるベッド生活は間違い
寝返り、起きあがり、坐位姿勢からの立ち上がり・・・なんでもかんでも介助してしまうのは、間違った現状。
それよりも、対象者が「自分でできること」を引き出してできる環境に整えること、そして介助の負担を最小限にするのが、ベッドを含む福祉用具の正しい使い方である。
●ベッドの機能
駆動部:背上げ、膝上げ、昇降
●要介護度とケアプランは違います
要介護度でベッドを選択するというのは大きな間違い
個々の症例によって、どのようなベッドが適切かは違う。
よって、要介護度が低いからこのベッドはダメ、とか言うのは間違い。
対象者個人個人の「ケアプラン」で適切なベッドを選択するのが正しい。
例)円背で側臥位が取れないケースの場合
→背上げ、膝上げ機能があるベッドを選択し、背臥位で寝ることが可能になった
●人は自分の可能性に気付くとどんどん変われるものなのです
自分の残存機能を生かし、過度な介助なしで自分の能力を生かして姿勢変換できるようになるのは嬉しいのです
●「坐位」と「臥位」の違い
ベッドを背上げして上半身を起こした状態。それは「坐位」ですか?「臥位」ですか?
ひとつの納得いく回答例を教えていただきました
坐位:坐骨結節に上半身の体重がかかっている状態
臥位:仙骨に上半身の体重がかかっている状態
→「ただベッドを背上げしただけ」では坐位とはいえない(仙骨に重心がすべってしまう為)
じゃあベッドで坐位をとるには?
⇒膝上げをして、すべりを防ぐと、ベッド上でも「坐位」を作ることが可能になる
●「寝る位置」のの決め方
背上げ、膝上げ機能がついているベッドだと、寝る位置が5㎝ずれると正しい姿勢がとれなくなる
「股関節をここに合わせて」「大転子を~」「おしりを~」
これじゃ全然わかりません(前者ふたつは専門家にしかわからないし、後者は「おしり」自体曖昧すぎる。
そこで一番分かり易いのは
「ヘッドボード(頭の上のボード)から頭を何㎝のところに決める」方法。
その数値を決める方法も習いました。
試しに、対象者さんにヘッドボードに頭をつけて寝てもらう。
そして、背上げ、膝上げをすると、重力により身体の位置は下がり、正しい位置がわかる。
今日はここまでにしておきます。
絵があるほうが説明しやすい内容も出てくるし、疲労ピークのため。
おやすみなさい。
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COMMENT
H.C.R2007ダ★
確かに絵があるとさらに良かったと思いますが、とっても分かりやすくて良かったよ~
「ベッドは寝具」。本来はそうなんだよなぁ~。
高齢者施設では殆どが(移動できる方を除いて)ベッド生活。
起居動作が困難な方はまさにベッド…、それだけでなく 介助があれば起居動作が可能な方も、介助のレベルによって介護負担が高いとなれば、施設側の都合で すぐに福祉用具を利用してしまったり、ベッド生活にさせてしまったり・・・という光景を観てきました。。。^_^;
実際問題 さまざまな背景や原因がフクザツに絡んでいる現状、何もかもが施設側にすべて問題があるとも言えない・・・<(_ _)>
でも・・・
ふと 思ってしまったりするんだよなぁ。。。
介護保険や障害者自立支援法などで描かれてある理念の「意思を尊重する」って実際は?とか・・・(苦笑)
ある程度の要介護度として大まかに分別するのは必要だと思うけど、この介護度だから車椅子が使えなくなったっていう法律でいきなり線引きしてしまうのはどうだろう?とか・・・。
将来私達も体験するコトになる話題だけに将来の行き末が・・・。
さらに、予防の段階から「リハビリ意識」が高まる方々が増えるんだろうなぁ~
医療福祉業界に勤めている現場スタッフの展望も、少しは明るい光が見えてくるといいのにな・・・そうすれば私もまた復帰しよう♪っている気持ちが出てくるのになぁ^_^;
・・・あ、流れでグチになってしまってすみません。。。
「ベッドは寝具」。本来はそうなんだよなぁ~。
高齢者施設では殆どが(移動できる方を除いて)ベッド生活。
起居動作が困難な方はまさにベッド…、それだけでなく 介助があれば起居動作が可能な方も、介助のレベルによって介護負担が高いとなれば、施設側の都合で すぐに福祉用具を利用してしまったり、ベッド生活にさせてしまったり・・・という光景を観てきました。。。^_^;
実際問題 さまざまな背景や原因がフクザツに絡んでいる現状、何もかもが施設側にすべて問題があるとも言えない・・・<(_ _)>
でも・・・
ふと 思ってしまったりするんだよなぁ。。。
介護保険や障害者自立支援法などで描かれてある理念の「意思を尊重する」って実際は?とか・・・(苦笑)
ある程度の要介護度として大まかに分別するのは必要だと思うけど、この介護度だから車椅子が使えなくなったっていう法律でいきなり線引きしてしまうのはどうだろう?とか・・・。
将来私達も体験するコトになる話題だけに将来の行き末が・・・。
さらに、予防の段階から「リハビリ意識」が高まる方々が増えるんだろうなぁ~
医療福祉業界に勤めている現場スタッフの展望も、少しは明るい光が見えてくるといいのにな・・・そうすれば私もまた復帰しよう♪っている気持ちが出てくるのになぁ^_^;
・・・あ、流れでグチになってしまってすみません。。。
H.C.R2007なのです~。
>あっこはん(*'-')ノ☆
>確かに絵があるとさらに良かったと思いますが、とっても分かりやすくて良かったよ~
この文章、まだ未完成のまま放置してます(笑)
まだまだ続きがある上、今まで書いた部分、この先の部分の補足に絵を描いて伝えたいと思ってるのですが、なかなか時間がなくて・・・
その上、HCRで学んだこと、ベッドだけじゃなくてまだ書くことあるのよ~(゜ー゜;Aアセアセ
学校のレポート(無理に出さなくても良いとは言われたものの)も手つけてないし、もう私は勉強をサボることだけは天才のようであります。
あっこはんのおっしゃる現状、本当に問題だらけだと思います。
施設の都合も然り。
介護保険や自立支援法などの本当に介護が必要な「本人」達の意志をあんまり尊重していない勝手な線引きも然り。
私が習ったことは、理想論です。
現場ってそんな上手くはいきません。
でも、みんながその「理想」の考えを知れば、何か変わっていくきっかけになると思うのです。
そのひとりになりたいと思います。
また語りましょう♪
>確かに絵があるとさらに良かったと思いますが、とっても分かりやすくて良かったよ~
この文章、まだ未完成のまま放置してます(笑)
まだまだ続きがある上、今まで書いた部分、この先の部分の補足に絵を描いて伝えたいと思ってるのですが、なかなか時間がなくて・・・
その上、HCRで学んだこと、ベッドだけじゃなくてまだ書くことあるのよ~(゜ー゜;Aアセアセ
学校のレポート(無理に出さなくても良いとは言われたものの)も手つけてないし、もう私は勉強をサボることだけは天才のようであります。
あっこはんのおっしゃる現状、本当に問題だらけだと思います。
施設の都合も然り。
介護保険や自立支援法などの本当に介護が必要な「本人」達の意志をあんまり尊重していない勝手な線引きも然り。
私が習ったことは、理想論です。
現場ってそんな上手くはいきません。
でも、みんながその「理想」の考えを知れば、何か変わっていくきっかけになると思うのです。
そのひとりになりたいと思います。
また語りましょう♪