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すみません、こちら放置しまくりでした。
書きたいことが貯まりに貯まっています・・・
本当は先に書きたいと思ったことから消化していけばよいのかもしれませんが、まずは学会(超ちっこいけど)行ったんだからそちらで感じたことを書いてしまおうと。
ということで、友人の天使ちゃんの発表を少しだけ私なりに解釈して。
米の国と、日の本の国(「の」をはずしてね)のリハ事情は、偉い違うことを知りました。
目の前に脳卒中の患者さんがいるとします。
(とりあえず、失語症や高次脳機能障害などは今回はないという設定でお考えください)
その方に自分がアプローチをするとしたら、どちらが患者さんのためになる、あるいはQOLの向上につながると考えますか?
◆アプローチの方向性◆
A国:麻痺側の機能改善を促し、並行して歩行訓練やADL訓練、利き手交換など行う
B国:麻痺側へのアプローチはほとんどせず、健側(今回はあえて非麻痺側とは言いません)を最大限用いてADL訓練に重点を置く
◆その結果として◆
A国:麻痺側の機能予後はB国より高いが、ADL面の自立度は低い
B国:麻痺側の機能予後はA国よりずっと悪いが、ADL面の自立度は高く、FIMの点数もB国よりはるかに高い
◆ちなみに◆
家屋構造の文化的違いにより、B国の脳卒中患者さんは電動車椅子を利用することがとても多い
どちらがA国で、どちらがB国かはおそらくおわかりだと思いますが、A国が米の国です。
どこまでも合理的、かつ人に頼らず自分のことは自分でしなければいけない個人主義が尊ばれる国らしいといいますか。
で、私はどっちの国がいいかなんて決められません。
どっちがいいという答えを出すものでもないと思います。
が。
やはり決め手は、その患者さんの心理面でしょうか。
その方がどういった形の「回復」を求められるか、そしてどんな機能の獲得に満足するか、だと思います。
難しいけどね。
米の国の合理主義は悪くないけどそこまで・・・とも思うのですが、でも実際FIMが高いというのは、それだけの意味が大きい(文化的背景を考えても)のは確か。
日の本の国は、言い方を悪くすれば「どれも中途半端」、なのかもしれないしね。
本当は、もっと違った社会的事情も述べられました。
保険についてとか、入院期間の違いとか、いろいろ。
そういうことすべてをひっくるめて、このようなアプローチになることも天使ちゃんは話していたんだけど、私の中でその演題から一番印象に残ったことを抜き出して、今回は私なりにまとめてみました。
次はあまり空けずに書くからー。
中身はないけどさー。