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いんちきリハビリ屋のいんちきだらけ(?)の学習帳
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さて、本館には脱線したことばかり書いてしまったので、こちらでは真面目に復習しようかと。

・・・と思ったのですが、明日は一限の授業があるので、早く寝ないといけません。
先日(このブログを始めた日)は「発達障害分野」を途中まで書いたままTIME OUTとなりそのままにしっぱなしの上、老年期分野の方を書けなかった。
それくらい発達障害の授業は密度が濃く、書くのに時間がかかるので、今日は老年期の方を書いて寝ようかなと思います。


本日の授業で、やはり視点が面白い前から萩原先生が口に出したのは

「老年期は確立していない分野だ。そう教科書の最初にも書いてあるよ」

でした。
本当にそう書いてありました。
確かにそうかもしれないと思ったのは、

「老年期=身体障害分野の延長」

としか捉えていない私が、間違いなくいたから。
それを見透かされたように(いや先生は私をターゲットにしている訳じゃないけど)、先生もそう仰った。
その「証拠」として、知的萩原先生は私達に国家試験の過去問を解かせた。
全部で11題。
私は正直ヒヤヒヤだった(提出はしなかったし、先生に結果がばれる訳ではない)けど、結果は8問正解。
ちょっとホッとしたような、もうちょい頑張ろうよと言いたいような。
(ちなみに合格ラインはだいたい60点とされています)
間違えた問題を、書いてみます。

●87歳の女性。アルツハイマー型痴呆、3年前から食事をしたのを忘れたり、お金のしまい場所を忘れる。3ヶ月前、散歩中に帰る道がわからなくなり保護され入院。
この患者の作業種目で適切でないのはどれか。
①革細工のセカンドバッグ
②陶芸の板作りの湯呑み茶碗
③段通の2色のマット
④刺し子のランチョンマット
⑤レース編みのコースター

私は②を選びましたが、陶芸の場合粘土の特性上「やり直し」が可能。
(しかも板作りは陶芸の中では簡単な手法だと私も思った)
正解は①。一番工程が複雑で難しいからとのこと。
でも、革細工も簡単なものもあるよなあとちょっと反論したいが、確かに「セカンドバッグ」は難しそうだ。


●パーキンソン病(ヤールの重症度分類ステージⅢ)の女性の更衣動作指導で適切でないものはどれか。
①前開きシャツよりもかぶりシャツを勧める
②ボタンエイドよりもベルクロボタンを勧める
③フックなしブラジャーよりも前フック型のものを勧める
④キュロットよりも巻きスカートを勧める
⑤ハイソックスよりも足首までのソックスを勧める

正解は③。
そう言われりゃそうなんだけど、私は②を選んでしまった。
よう考えたらボタンエイドなんか余計に使いづらいよな。
パーキンソン病って、どんな病気だったか忘れまくってたよ~。
せっかくなので、思い出しついでにパーキンソン病の三大主徴を挙げておきます。

「固縮・無動・振戦」(だったっけ・・・)


●高齢者が坐位で行うぬり絵活動の効果で適切でないのはどれか。
①思考・判断力の改善
②肩関節可動域の拡大
③目と手の協調の改善
④手指筋力の増強
⑤坐位耐久性の改善

正解は②。
当然っちゃ当然なんですが・・・
私は「ぬり絵をキャンバス、あるいは斜面台に立てかけて行う」ことを想像してしまい・・・
それじゃ油絵じゃん!!
ちなみに私が選んだのは③。
小児だったら間違いなく③は正しいと思ったけど、いわゆる「高齢者」は一度は目と手の協調性は獲得してないか?と思ったので。
はい、言い訳女王です。



さて、先生は

「専門の勉強(3年生から本格的な「専門科目」が始まるカリキュラムらしい)をしてなくても意外と解けるでしょ」

と仰った。
それだけ、問題を出す側としても、我々が高齢者にどうアプローチするのが適切なのか、「かくあるべき」が出来上がっていない分野だと言いたかったのだと思う。
しかも、100問あって、老年期分野の問題はせいぜい4問くらいだって。
今日出された問題の中には、専門的知識が必要なものも確かにあった。
でも、意外と解けるもの。
試験に関しては私には持論があるのですが、今日は置いておきます。
でも代わりに、我が母(リハビリ知識なんて皆無)が解けてしまった問題も書きますね。

●軽度痴呆症状を示す者に対する菓子作りの指導方法(A-D)の難易度を易しい順に並べなさい
(ちょっと問題をアレンジしています)
A 口頭で指示する
B 動作見本を示す
C徒手的に動作を誘導する
Dマニュアルを読ませる

答えは、気が向いたら書きまーす。
皆さんも考えてみてd(゚ー゚*)ネッ



試験問題はここまでにしまして。
本館でもチラッと書いたけれど、今日流行じゃない方の萩原先生は、私達に「百歳バンザイ」を見せた。
100歳にして生き生きと生活している方々から毎回ひとりクローズアップし、その日常を描いたミニ番組。
見て気付いた点を書いて提出しなさいということだった。
私はいつもこの番組に出てくるお年寄りの皆さんが生き生きと毎日を過ごされている様子を楽しんで見ている。
でも・・・おそらく・・・萩原先生はそんなことを書いて欲しいんじゃないだろうと思った。
ざっと番組で紹介された100歳の「看板娘さん」の話をまとめると、

100歳にして、元気に乾物屋・酒屋で豆を売っているおばあさんのお話。
都内ではなかなか手に入らない豆を十数種類置いていて、それぞれの調理法なども熟知しており、お客さんに尋ねられたら美味しく煮る方法を教えてあげたりする。
また、豆の価格相場はきちんと把握しており、仕入れ値の変動など細かく帳面に記入するすごい人。
ひ孫の初節句を前に、孫娘にお赤飯の炊き方を教えるなんて微笑ましいエピソードも。

という感じでした。
うーん、何書いたらいいんだ?
取りあえず、箇条書きにしてみた。
(覚えてる限りで書いてみます)

・豆についての知識が豊富
・豆の調理法の知識も豊富
・量り売り
・豆を通してお客さんと雑談を交わすのが好き
・米ではなく大豆を配給された戦時中の経験を生かしているが、現代人の「豆離れ」を悲しんでいる?

これだけじゃまずいっぺと思い、文章で付け足してみた。
(これもうろ覚え)

「豆についての知識に自信がある方。
他愛もない雑談の中に豆について取り入れたら、自分の知識の豊富さ、経験し学んで得た自信を再認識できる機会になると思う。
ご家族も『看板娘さん』の得意分野をさりげなく立ててあげている(経営している息子さんも豆に関しては看板娘さんにお任せしているとのことだったし、孫娘さんもお赤飯の炊き方を聞いたりしていることから)所がとても微笑ましかった」


さあ私は、墓穴を掘ったでしょうか?
ちょっと面白い視点の知的萩原先生にがっかりされるかどうかは、来週までのお楽しみ。
ちなみに、他の子は私の倍くらい書いてました。やばい~?


では今日はこの辺で。
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